記事詳細

食道がんの手術に有効!ロボットアームの細くなった「ダヴィンチXi」 (2/2ページ)

 宇山教授は、現在、胃がんの他に、食道がん、膵がん、肝がんと、ロボット支援下手術の適用拡大に向けた研究を進めている。今のところダヴィンチは1台約3億円で維持費も年間約1000万円と高額だが、技術レベルの向上と普及などで、安価になると予測していた。

 「ロボット支援下手術の機械は、今はダヴィンチしかありませんが、国内外でさまざまなロボットの開発が進められています。競争原理でいずれはもっと安く、使いやすくなると思っています」

 では、オートマティックロボット手術は、どうだろうか。現在は、医師がダヴィンチを操作しているが、人工知能の開発が進み、比較的単純な手術であれば、ロボットだけで行えるようになるのではないか。

 「臓器は、心拍に連動して動きます。心拍が速くなる、あるいは、遅くなる不規則な生体反応に、機械が正確に反応できるようにならないと難しいですね。でも、私が研修医になった頃は、小さな穴から手術をする腹腔鏡下手術は、想像もできませんでした。今はそれが当たり前になっています。ロボット支援下手術も、今後、さらに進化するでしょう」と宇山教授は話す。

 手術現場は日進月歩で進んでゆく。 (安達純子)

zakzakの最新情報をSNSで受け取ろう