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【気になるこの症状】眠気防止薬に注意!「カフェイン中毒」 治療は血液透析で濃度改善 (2/2ページ)

 1グラム以上摂取するには、エナジードリンクでは商品で差(100ミリグラム~200ミリグラム弱)があるが6~10缶。眠気防止薬(1錠100~200ミリグラム)では5~10錠になる。

 「中毒を起こす人は夜勤労働者が多く、用法・用量を守らず眠気防止薬を多く服用しています。その上に、カフェインの多い飲料を飲んでしまうので、一気に1グラム以上の摂取量になるのです」

 【治療は血液透析】

 中毒を起こすと、カフェインが中枢神経や心臓を刺激し、激しいおう吐、動悸(どうき)、興奮、過呼吸などが生じて、かなり苦しい急性症状が現れるという。

 「重症例で心停止するのは、不整脈(心室細動)が起こるからです。中毒症状に対する治療は、血液透析でカフェインの血中濃度を急速に下げます。4~5時間行うと、だいたい症状は改善します」

 では、なぜ13年以降急増しているのか。上條教授は、「エナジードリンクが自販機で売られ始めた時期と重なる」と指摘する。若者を中心に「カフェイン依存」が増えているのではないかともいう。

 「海外では、眠気防止薬の1回に購入できる錠数を制限している国もあります。国内でもある程度の販売規制が必要だと思っています」

 《カフェイン中毒の症状》
 激しいおう吐を繰り返す、動悸、イライラ、興奮、過呼吸など
 ※重症例では不整脈(心室細動)を起こし、心停止、死亡も

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