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【ぴいぷる】“ママ杜氏”大塚真帆さん「時代が変わり、仕事続けられ幸せです」 京大院卒、地元の酒蔵中心に就活も門前払い… (1/3ページ)

 ■伏見の紅一点

 日本酒ブームが続いている。その理由の一つに銘酒造りに邁進する女性の存在を挙げる声は少なくない。

 酒どころ京都・伏見。老舗酒蔵、招徳酒造で重責を担う。伏見ではただ一人の女杜氏(とうじ)だ。

 「全国燗酒(かんざけ)コンテスト2016」のプレミアム燗酒部門で、『純米吟醸 花洛 甘口』が金賞に輝くなど、40歳そこそこの中堅ながら評価はすこぶる高い。

 「大学院に進んで稲や麦などを研究する作物学研究室に3年間いたのですが、次第に研究者よりは現場に出て物を作るほうが向いていると思うようになりました。ただ、実際どういう所でどういう仕事をしたらいいのか分からず、しばらく悩んでいましたね」

 大学時代、音楽サークルに所属し、仲間と日本酒を飲む機会がよくあった。そのなかで日本酒の魅力にひかれていった。

 「ある時、書店でお酒造りに関する本を目にして、この仕事なら興味を持ってやり続けられるのではないかと考えたんです」

 そうは決めても、簡単に道は開かない。現在活躍する女杜氏の多くは、蔵元の娘。そもそもヤル気があれば女性でも…という開かれた職種ではない。出身地の滋賀県や京都府内の酒蔵中心に雇ってくれるところを探すが門前払いは続く。

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