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【長田昭二 ブラックジャックを探せ】在宅歯科診療にやりがい!高齢者の嚥下機能改善にも取り組む、こばやし歯科クリニック副院長・齋藤貴之さん (1/2ページ)

★こばやし歯科クリニック副院長・齋藤貴之さん(39)

 東京都江戸川区の住宅街にある、こばやし歯科クリニックは、一般歯科診療と在宅診療の二本柱で地域医療に貢献する地域密着型の歯科診療所。副院長の齋藤貴之歯科医師は、在宅部門を一手に引き受け、通常の歯科診療だけでなく、嚥下(えんげ)機能を改善する取り組みにも力を入れる。

 「大学で義歯の診療をしていましたが、在宅医療に関わるようになり、義歯を作っても摂食嚥下障害でうまく食べられない人が多いことを知り、この道に進みました」

 嚥下機能が低下する背景には、原疾患(もともとの病気)だけでなく、低栄養や筋力低下などさまざまな要因がある。

 「摂食嚥下障害の患者さんは食形態を工夫するだけで改善することもある。外来での一般診療と違って、在宅診療だと実際に食事するところまで関わることができる。“生活を支える医療”を実践できる点は、大きなやりがいになりますね」

 江戸川区と葛飾区、浦安市を中心に、半径16キロの診療圏をほぼ毎日走り回る。1日あたりの平均訪問件数は7、8件。

 「実際にやるとわかりますが、在宅でも大抵の歯科治療は可能です」

 そう語り、在宅歯科診療へのニーズに対する歯科医師の少なさを嘆く。

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