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【安達純子 血圧を下げる新常識】メタボリスクを減らす運動習慣、無理のない範囲で始めるよう! (1/2ページ)

 夏の装いでベルトの上に乗ったお腹をへこまそうと、ダイエットに取り組み始める人も多いだろう。この時期に始めるのは、血圧対策にも最適だ。高血圧は高塩分の食事との関わりが深いが、「体重が減ったら血圧が下がった」という人もいる。高血圧と診断されたときには食生活の見直しが欠かせない。それにはコツがある。

 「運動習慣を加えるだけでリスクを下げることは可能です」

 こう話すのは藤田保健衛生大学医学部公衆衛生学の八谷寛教授。長年、疫学調査を行い、そのデータを基にリスクチェックを構築するなど、予防に貢献する研究を行っている。

 「私たちが作成したメタボ(メタボリックシンドローム)になる確率の予測式で、3年後に30%の確率だった52歳男性のケースでは、運動習慣を加えることで10%に軽減しました。ちょっとした見直しで、メタボを予防でき、心筋梗塞や脳卒中のリスクの低下につなげることができるのです」

 八谷教授が紹介する事例は、身長162センチ、体重68キロの52歳男性。運動習慣はなく、1日3食、早食いで満腹まで食べることが多く、濃い味付けを好むタイプだ。この人が、平日の毎朝30分のウオーキングを取り入れ、2キロ歩く習慣を取り入れるだけで、メタボのリスクが3分の1になるとの結果だった。

 「昔取ったキネヅカで、急にハードな運動をすると、それがトリガー(きっかけ)となり、心筋梗塞や脳卒中になる恐れもあります。運動習慣は無理のない範囲で始めるようにしてください」

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