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【大崎裕史 麺喰いにつき】「水ラーメン専門店」冬も続けるの? 冷やしラーメン今昔、元祖は「栄屋本店」 (1/2ページ)

 夏になると登場する「冷やしラーメン」と「冷やし中華」。最近、首都圏では「冷やし中華」は少なくなり、「冷やしラーメン」や「創作冷やし」が多くなっている。

 冷やしラーメンの元祖は山形にある「栄屋本店」で昭和27(1952)年に発売したとなっている。ところがもうちょっと早く出していた店がある。私が小学校低学年の時から食べていた「食堂いしやま」(会津坂下町)である。かれこれ50年前から食べていることになる。

 その後、2-3年前テレビの取材で伺うことがあり、私が話を聞いたら昭和27年の2月に作ったとのこと。常連のお客さんがのどを腫らして温かいラーメンが食べられない、と言ってきてその人のために冷たいラーメンを作ってあげたのが始まりだとか。

 偶然にして同じ年に誕生していたことになる。「食堂いしやま」の店主が「うちが一番古い」とか「元祖だ」とか言ってるわけではない。私がたまたま聞いたら「こっちの方が古かった」という話で歴史を覆すつもりはまったくない。

 「食堂いしやま」の冷やしラーメン640円は、ねぎの代わりに玉ネギを加え、氷を浮かせている。かなり薄味でシンプルだが、子供の頃から食べているせいか、身体に染み入る。時には温かいラーメン540円と冷たいのを2杯食べることもあった。

 喜多方ラーメンとも、山形の冷やしラーメンとも違い、弟子やインスパイアが登場することもなく、60年以上も続いている老舗。「自慢のスープは、きれいな黄金色。極限まで油分のみを取り除き、器の底が透けてみえる透明感。しっかりとコクのある醤油味のスープを冷たい水で割り、氷を浮かべる。そこに相性抜群の細ちぢれ麺を茹で、冷水でしめる」(通販商品ページより引用)。

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