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【気になるこの症状】おなかにポッコリふくらみ…「腹部ヘルニア」かも 内臓が壊死して命に関わることも (2/2ページ)

 「嵌頓を起すと、飛び出した内臓が根元で締めつけられ、元に戻らなくなり、強い痛みが出ます。そうなると血流障害で内臓が壊死(えし)して、最悪命に関わります。放置せず、早めに受診して鑑別、治療をした方がいいのはそのためです」

 【治療法は手術のみ】

 受診する診療科は、ヘルニアの診療をしている一般外科。手術以外の治療法はない。内臓の飛び出た穴を修復する手術は、おなかを少し切って行う「切開法」、もしくは「腹腔鏡手術」で行われる。

 「修復方法も、自分の筋肉などの組織を直接ふさぐ方法と、人工物(メッシュ)を使ってふさぐ方法があり、症例によって選択します。一般的には手術時間は30分程度、入院は1~2泊です。場合によっては日帰りも可能です」

 退院後は、デスクワークであれば、すぐに職場復帰できる。ただし、4週間くらいは極力おなかに力を入れないように指導されるという。

 「再発率が10%以上と高い疾患でしたが、ここ20年で手術方法が劇的に進歩し、現在、成績のいい施設では1%以下です」

 ポッコリ出たらスッキリさせよう。

 《腹部ヘルニアの主な種類》
 ★鼠径(そけい)部ヘルニア…太ももの付け根辺りから内臓が飛び出す
 ★臍(さい)ヘルニア…ヘソから内臓が飛び出す
 ★腹壁瘢痕(はんこん)ヘルニア…手術の傷あとから内臓が飛び出す

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