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食べすぎるとバカに? みょうがを食用にするのは日本だけ (1/2ページ)

 「魏志倭人伝」にも登場する歴史ある野菜のみょうが。しかし、食用にしているのは世界でも日本だけだ。漢方では消炎や解毒の作用がある生薬として、おもに煎じ薬や外用薬に利用されてきた。

 あまりたくさんみょうがを食べるとバカになる…という言い伝えがある。これは釈迦の弟子のひとりで、自分の名前すら忘れるほど物忘れが激しかったスリハンドクの墓に生えていた草(みょうが)に、名前を荷(にな)って死んでいった彼にちなんで「茗荷」と名づけたことに由来するといわれている。

 独特の香りとシャキッとした歯触りが身上。香りのもとである精油成分のα-ピネンには胃の消化を助ける働きがある。また、しょうがと同様に体を温める作用も。血行や発汗を促したり、あるいは体温を調整して発熱を抑える効果もある。バカになるどころか、熱中症や夏バテ予防に積極的に摂りたい“賢菜“である。家庭料理研究家の松田美智子さんは、こう話す。

 「子供のころから無類のみょうが好きで、私の夏は常にみょうがとともにある…と言ってもよいくらいです(笑い)。さらしみょうがが王道ですが、火を通してももちろんおいしい。豚肉と合わせると格好の夏バテ対策おかずに」

 【みょうがの準備】

 みょうがは身が締まって艶があり、ずんぐりとして厚みのあるものを選ぶ。先端が開いてつぼみが見えるものは中がスカスカで繊維も硬くなっている。みょうがの香りは繊細で揮発性が高いので、使う寸前に刻むこと。刻んだ後、氷水にさらしてあく抜きを。長時間さらすと香りが飛んでしまうので、さっと済ませること。

NEWSポストセブン
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