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【安達純子 血圧を下げる新常識】生活習慣を見直しても血圧下がらないナゼ 間違われやすい「二次性高血圧」 (1/2ページ)

 一般的に高血圧症は、塩分の多い食事など生活習慣との関連が深い。しかし、メタボではなく減塩の食事や運動習慣などを実践しても、収縮期血圧140(単位・mmHg以下同)以上、拡張期血圧90以上と、血圧が高いままの人がいる。その影に潜むのが、内分泌などに関わる二次性高血圧だ。内分泌の異常に伴い、血圧に関わるホルモン分泌が過剰になるなどして、血圧が高くなってしまうのだ。

 二次性高血圧の診断と治療で国内をけん引する東京女子医科大学病院高血圧・内分泌内科の市原淳弘主任教授が説明する。

 「国内の高血圧症は、約4300万人と推計されているが、およそ1割は二次性高血圧の可能性がある。生活習慣を見直しても、根本的な原因を解決しなければ血圧は下がりません。原因に対する適切な治療を行うことで、血圧を正常に導くことができるのです」

 二次性高血圧の代表格は、原発性アルドステロン症。腎臓の上に位置する副腎に腫瘍が生じ、腎臓でのナトリウムの再吸収に関わるアルドステロンというホルモンが、異常に分泌されることで、血中のナトリウム濃度が上昇するなどして高血圧に結びつく。内視鏡的な治療で腫瘍を摘出するか、アルドステロンの作用を抑える薬の服用などで、血圧は正常になる。高血圧治療薬の服用が不要になることも少なくないそうだ。

 「原発性アルドステロン症は、40代以降で発症すると生活習慣病による高血圧症と間違われやすいのです。30代で高血圧になった人では、二次性高血圧が原因であることが多いのではないかと考えています」

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