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【大崎裕史 麺喰いにつき】イタリアンから納豆麺まで個性が魅力、創業38年老舗「馬麺」 (1/2ページ)

 都内では毎月40、50軒の新店がオープンしている。マスコミやラーメンブロガーは新店に目が行きがち。その結果として頑張っている既存店や老舗に光が当たりにくくなっている。

 そういう私も基本は新店の追っかけが中心になってしまう。そこで今回は10年以上の久しぶりに食べにいったお店のこと。麻布十番にある「馬麺(まーめん)」は創業38年になる老舗。まだインターネットが始まる前の情報が少ないときに、よく雑誌で紹介されていた店。最近はあまり出てこない。しかし、38年も続いているというのは、それなりの何かがあるのだ。大江戸線や南北線がない頃は、六本木から歩いて行った。「陸の孤島」などと呼ばれていた時代でもある。

 この店の基本メニュー「馬麺」はオーソドックスな醤油ラーメンに挽肉ともやしが入っている。これ自体はそんなに特徴があるわけではない。コレクターな私ではあるが、なぜかこの店はほとんどのメニューを食べている。オススメは辛醤麺(らーじゃんめん)。ラーメンにかき玉入りといえば、名古屋の「萬珍軒」が有名だが、こちらもこのメニューは昔から出している。かき玉に辛味と黒酢を加え、とろみをつけたもの。

 実はこの店のすぐ近くで飲んでいたのだが午前2時頃に小腹が空いてどうしてもラーメンを食べたくなり、こちらに中抜けして食べてきたのだ。そして辛醤麺を食べて戻ったら、飲んでる店の店主に「そこはイタリアンがオススメですよ~」と言われてしまい、そのメニューを食べたことがなかったので1時間ほどしてまた食べてきた。

 イタリアンは辛醤麺に黒酢をさらに加え、トマトとチーズをプラスしたもの。うまいけど、夜中に食べると胃にもたれそうなほど、たっぷりのチーズが麺に絡んでくる。結局、午前2時に辛醤麺、3時前にイタリアンを食べてしまった。盆休みだったからできたこと。

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