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【zak女の雄叫び】《zak女の雄叫び お題は「会」》女子会と銭湯と立ち飲みで考えたこと

 先日、気の置けない大学時代の同窓生と2人の「女子会」を立ち飲み屋さんで開いた。

 その前に、東京・根岸に最近オープンしたばかりの銭湯で、ひとっ風呂。ここが素晴らしかった。460円の大人通常料金で、リンスインシャンプーやボディソープが備え付け。70円のタオルセットを借りれば手ぶらでOKなのだ。露天風呂もあるし、追加料金を払えば、塩サウナでお肌がスベスベだ。

 そして、女子にとって何よりもうれしいのが、清潔な脱衣場。アジア系の従業員が、ひっきりなしに掃除をしていて、オープン直後とはいえ、床がぴかぴかだ。鏡も大きくて、無料のドライヤーが備え付け。化粧直しも気にしなくていい。

 私たちは「下町の気楽さが心地いいね」と年齢(40代前半)も顧みず、すっぴんで夕方の街に飛び出した。

 目指す立ち飲みは、最近、東京を中心に増えている「晩杯屋(ばんぱいや)」。おじさんが大勢いる中で、日本にやってきたアジア系の若い女性3人組もカウンターに陣取っていた。聞けば、台湾から観光にやってきて上野の近くのビジネスホテルに泊まっているらしい。それにしても、よく日本の店を知っているものだ。

 この店は、酒は口頭でオーダーして、つまみは手元の注文票に書いて渡すシステム。すべての皿は一人分サイズだが盛りは悪くない。味付けも当然ながら酒に合う。私たちは、生ビール、レモンハイ×2、レバフライ、なす生姜、マカロニサラダ、塩チーズを頼み、シメて1530円だった。安い! 台湾から来た3人組には、店の看板娘が中国語で丁寧に説明していた。その3人、煮込みやマグロぶつを楽しそうに、突きあっていた。

 店の繁盛ぶりに反して、外食産業の人手不足は深刻だ。先月28日には、焼き鳥専門の居酒屋チェーン「鳥貴族」が10月から28年ぶりに値上げすることを発表した。280円均一の低価格メニューが売り物だったが、10月から一律298円に値上げするそうだ。「原材料の高騰と、人件費増が要因」という。確かに、このご時世、時給をアップしないと学生やフリーター、外国人アルバイトにソッポを向かれてしまう。

 安くておいしいツマミの恩恵を感謝しながら、外食産業の今後についても、ふと心配になる「女子会」なのだった。(N)

【zak女の雄叫び】取材や日常…。女性記者21人が月ごとのキーワードで本音を綴るリレーコラムです。9月のお題は「会」 です。

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