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【松浦達也 肉道場入門!】とんかつ起源に仰天の新説!? 明治21年出版のレシピに技法が紹介されていた (1/2ページ)

 前回、「カツ丼」の話を書いたが、最近、とんかつが元気だ。先日、山本益博氏やマッキー牧元氏が『東京とんかつ会議』(ぴあ)という書籍を上梓した。BS-TBSでは同名の番組も放送されているが、共著者の河田剛氏も含めた3人で東京中のとんかつ店を食べ歩き、採点するという企画である。

 かようにも盛り上がるとんかつだが、国内における起源については諸説ある。今回あらためて調べるうちに、また新説がひとつ浮上した。

 まずとんかつの起源の定説を整理しよう。幕末から明治初頭に、日本に「コートレット」「カットレット」という料理が海外から入ってきた。肉に小麦粉など細かい粉をつけて、少し多めのバターで揚げ焼くような料理だ。

 そのコートレットをアレンジ、パン粉をつけ、大量の油で揚げるという手法に転換したのが日本人だと言われてきた。

 よく知られる説としては1895(明治28)年創業の銀座・煉瓦亭発祥説がある。

 それまで肉を一枚一枚ソテーし、オーブンに入れて加熱するのが面倒だったポークカツレツ。それを煉瓦亭の店主が、1899(明治32)年に「天ぷらをヒントに」大量の油で揚げる手法を開発し、カツレツとして売り出したという説だ。

 しかし実は「パン粉をつけて、多めの油で揚げる」という手法自体は煉瓦亭の創業よりも早くに発表されている。

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