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【ベストセラー健康法】高齢者とイライラしないで付き合うマメ知識 行動の理由や事情を理解するのが大切 (1/2ページ)

 キレて怒鳴る、都合の悪い話は聞こえないふり、同じ話を繰り返す…。「高齢者特有の症状」と分かっていても、ついイラッとしてしまう。しかし、これら一つひとつには意味がある。「老化の正体」を解き明かすと、“対高齢者”のストレスも小さくなるかもしれない。

 今回取り上げる本は、ズバリ「老人の取扱説明書」(平松類著、SBクリエイティブ刊)。人生の先輩である高齢者に対して“取り扱い”とは失礼な-との反論も聞こえてきそうなタイトルだが、中身はいたって実用的。眼科医として10万人以上の高齢者を診てきた著者が、お互いに無駄なストレスをためることなく老いた親と上手に付き合うための考え方を指南する。

 一見、理解に苦しみがちな高齢者の行動の一つひとつにも、「そうさせる理由がある」という著者。例として、「赤信号なのに平気で渡ろうとする老人」の行動を、3つの理由で解説する。

 (1)まぶたが下がり、腰も曲がり、信号機のある上のほうがよく見えない(2)転びやすいので足元ばかりを見て歩いている(3)日本の信号は高齢者が歩くスピードで渡りきれない設定になっている。

 つまり、現役世代と体の構造が異なることが原因にある行動なので、それに腹を立てても仕方がないのであって、そうした高齢者の行動の意味を理解して生活することが大切だ-というのだ。

 確かに、イライラしたところで高齢者の腰がまっすぐになるわけではない。ならば「なぜ高齢者はこんな行動に出るのか」を知っておくほうがお互いの和平につながるし、いずれ自分が高齢者になった時にも役立つというもの。

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