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【介護離職に備えよ】年々増える補聴器購入トラブル 難聴で高まる認知症のリスク、「こんなもの」と諦めず専門医に相談を (1/2ページ)

 補聴器選びについては当欄で何回か書いてきた。読者の皆さんの中には、聴こえに障害が出てくると認知症のリスクが高まることを知っている人も多いだろう。実際、厚生労働省の認知症施策推進総合戦略(新オレンジプラン)でも、難聴は認知症の危険因子として挙げられている。

 親と離れて暮らしていて、会うのは年に1回か2回で、あとは電話かメールでやり取りするぐらいという人も多いだろう。そのため、親の聴こえが悪くなっていることに気づかないことも多いはずだ。

 聴こえが多少悪くても、「年のせいだろう」と軽く考えて対策を取らないケースも多々あると思う。

 しかしながら、たびたび指摘しているとおり、親の難聴が気になり始めたら、躊躇(ちゅうちょ)せず専門医に相談し、必要に応じて補聴器などの処方をしてもらうことをお勧めする。

 ただし、補聴器選び(実際には補聴器店選び)は慎重にするべきだ。以前にも書いたとおり、補聴器購入のトラブルは年々増えているからだ。

 私事で恐縮だが、筆者の母親は60代半ばから補聴器を使っている。かれこれ20年超の補聴器ユーザーだが、筆者自身はこれまで母親の補聴器について特に気に留めることもなかった。お店選びも、機器選びにも口を出さず本人任せにしてきたのだ。ところが、ここにきて「聴こえが悪い」と母が訴えたことから、よくよく話を聞いてみて驚いた。

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