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【ぴいぷる】癒やされにキティ 郡司政男さん、元警察官が厳しい仕事のなかで出会った“彼女” (1/3ページ)

 「あぁ、あそこかな」

 改札を出てタクシーに乗り、運転手さんに「キティちゃんの家はご存じで…」と言っただけで通じてしまった。ここは畑が広がるのどかな千葉県四街道市。だからなおのこと、ギネス記録として認められた5169個を含む、1万点ものハローキティグッズが鎮座するその小屋は地元でも話題となっているようだ。

 「あれは35年ぐらい前に職場の慰安旅行で(栃木県の)日光東照宮に行ったときのことです。ご当地キティのストラップとハンカチを買って以来、気に入ってしまいました。その前には存在すら知らなかったんですが『あ、これ癒やし系だなぁ』と思ったんですね」

 そう話す部屋の主は警視庁の元警察官だ。キティを抱いて柔和な笑みを浮かべつつも、時折こちらの質問に「ハイッ」と鋭く返すあたりに、地域課や機動隊など安全を守る職に長年携わってきたすごみを感じさせる。

 「仕事で大変だったことですか? 一度、男に刃物を突きつけられたことがありましたね。有名な現場では、成田闘争とあさま山荘事件がありました。待機していたので突入することはありませんでしたが」

 そんな厳しい仕事のなかで、出合ったのが“彼女”だった。

 「不思議と自分が悲しいときは悲しい表情を、うれしいときはうれしい表情をしているように見えるんですよ」

 同じく警察官で剣道の指導者でもあった父親にキティグッズが見つかると「何だ、これは? 仕事やってんのか」と叱責されたという。父が他界するまでは「2000個ぐらいを隠すように」集めていた。

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