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【ドクター和のニッポン臨終図巻】黒木奈々さん、最期の言葉は「父さん、お母さん、大好きだよ」 麻央さんと重ねた最期 (1/2ページ)

★黒木奈々(22)

 フリーアナウンサーの黒木奈々さんが32歳の若さで亡くなったのは2015年9月19日。あれから2年がたとうとしています。上智大学を卒業後、民放報道記者を経て2014年春からNHKBS1「国際報道2014」のキャスターに抜擢。同年7月に、ワインバーで突然倒れて救急病院に搬送されました。

 胃潰瘍という診断でしたが、念のために受けた再検査で初期のスキルス胃がんと判明。9月に胃全摘手術と腸ろう造設手術を受けました。術後の診断はステージIII。涙をのんでキャスターを降板し、治療に専念します。

 闘病の心境を語った著書『未来のことは未来の私に任せよう』によると、緊急搬送される日まで自覚症状はなかったそうです。もともと我慢強い性格で、ハードな仕事の中でストレスをため込んでいたこともいけなかったのかもしれないと振り返っています。若いから健康を過信していた、とも。著書は「必ずがんを治して仕事に戻ってくる」という決意で結ばれていました。

 黒木さんは、術前に鳥肌胃炎を指摘されています。胃の粘膜が鳥肌のようにブツブツしたタイプの胃炎のことです。この特殊な胃炎は若い女性に多いといわれ、ピロリ菌感染や胃がんとの関係性が知られています。

 術後にステージIIIと確定されたため、再発リスクを下げるためにすぐに抗がん剤治療を受けることになりました。しかし、手術からちょうど1年後に闘病むなしく旅立たれました。

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