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【日本人の死因3位!肺炎を招く「誤嚥」の恐怖】“いい姿勢”それだけでリスク下がり、生活習慣病予防にも! (1/2ページ)

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 2週にわたって検証してきた誤嚥性肺炎の恐怖。繰り返し述べてきたように、この病気は加齢とともに確実にリスクを高め、最終的には死を招く危険性のある重大疾患だ。「肺炎くらい」と甘く見ていると、取り返しのつかない事態に陥る。

 誤嚥は、物を食べたり飲んだりするときに「飲み込む」という行為に伴って起きる現象。意識的な飲み込みだけでなく、無意識のうちに行う飲み込みにも付随する、というより、無意識のほうが危険性は大きいのだ。

 夜寝ている間は誰でも無意識のうちに嚥下を行っている。「高齢者は誤嚥をしたことに気付きにくいし、肺炎を起こしても熱が出ないこともある。つまり、無意識のうちに誤嚥をして、気付かぬうちに肺炎が進んでしまう危険性があるのです」と語るのは、神奈川県立循環器呼吸器病センター呼吸器内科部長の萩原恵里医師。

 これを防ぐには、意識の有無に関係なく誤嚥しにくいように「喉(のど)の筋肉」を鍛えるか、万一誤嚥をしても肺炎を起こさないように免疫力を高める以外に手はない。言い換えれば、この2つを確実に実践すれば、死亡原因第3位の肺炎の大半を占める誤嚥性肺炎で命を落とす確率を大幅に下げることができるのだ。

 前者の「喉の筋肉の強化」は、小欄でも紹介した「嚥下リハ」の実践だ。長く伸ばす発声▽頭を上下左右・後ろ向きに動かす運動▽肩の上げ下げ▽口を限界まで大きく開ける運動▽舌を出し入れし、上下左右に動かす運動▽頬を膨らませたり、すぼませたりする運動▽そして「大声で歌う」-これらは誤嚥予防に確実に効果があるので日常的に取り入れたい。

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