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【中原英臣 医者のがん体験克服記】『エンシュア』は究極のダイエット がんにかかったことによる副産物 (1/2ページ)

 のどのがんになった私は、毎日「エンシュア」という液体の総合栄養剤を飲んでいます。正式には「エンシュア・リキッド」というエンシュアは、タンパク質、脂質、糖質、ビタミン、ミネラルなどの栄養分がバランスよく配合された医薬品です。

 栄養分を腸から直接吸収できるように調整されているので「経腸栄養剤」と呼ばれています。便利な缶入りの飲料で、1缶は250ミリリットルで375キロカロリーです。コーヒー味やイチゴ味などの種類がありますが、私の好みはバニラ味とバナナ味です。

 私は普通の食事がとれないわけではないのですが、固形食ですとどうしても誤嚥しやすく、嚥下性の肺炎になる可能性があるのです。それが怖いのでエンシュアで暮らしています。

 おかげで体重が一定になりました。この5年あまり、私の体重の変動は完全に1キロ以内に収まっています。がんになる前は体重が増えるたびにダイエットをしていましたが、その必要がまったくなくなりました。エンシュアは究極のダイエットと思っています。

 こうした経験を生かすために、2015年8月に「日本ダイエット推進センター」という組織を設立しました。日本では、テレビや雑誌などで、科学的な根拠のない多くのダイエット法が紹介されています。

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