記事詳細

【血圧を下げる新常識】減塩を常に意識!習慣化で「脳卒中」のリスク減 食品表示の「塩分含有量」チェックが第一歩に (1/2ページ)

 血圧は、カーッとしたときなど日常生活でも上昇するため、「少々高くたっていいじゃないか」という人がいる。診察時の血圧140/90(単位・mmHg)以上で、高血圧症と診断されても「体調は悪くないから」と放置。ある日突然、片脚の力が入らなくなり、ろれつが回らないなどの症状に襲われることがある。脳梗塞だ。

 脳卒中のうち血管が詰まって起きる脳梗塞は、救急搬送で早期に治療を受けないと、脳の損傷が大きい場合、麻痺などの後遺症が出てしまう。

 「脳卒中のリスクを減らすには、高血圧の改善が重要というエビデンス(科学的根拠)がある。高血圧を放置してはいけない。食生活の見直しと必要に応じた薬の服用で血圧をコントロールすることが大切です」

 脳卒中治療の第一人者である日本医科大学付属病院神経・脳血管内科の木村和美部長はそう話す。これまで数多くの脳卒中患者の命を救い、後遺症の抑制で成果を上げてきた。診療を通じ木村部長が感じているのは、患者の塩分の取り過ぎだ。血中の塩分濃度が高いと、それを薄めるために血液量が増え、血管壁に圧力をかけて高血圧はもとより、動脈硬化も促進させる。

 「動脈硬化は、脳の血管を詰まらせる、あるいは、脳の血管が破れ、脳卒中を起こす。そして、高血圧は、脳梗塞の原因となる不整脈である心房細動のリスクにもなる。心房細動があると、心臓に血栓が生じ、はがれて脳血管をつめると脳梗塞になる。減塩を心掛けていただきたいと思います」

zakzakの最新情報をSNSで受け取ろう

関連ニュース