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ホームレス、平均年齢初の60歳超え 65歳以上4割 厚労省調査

 65歳以上のホームレスの割合が昨年10月時点で42・8%となり、初めて4割を上回ったことが、19日に公表された厚生労働省の全国実態調査で分かった。平均年齢は61・5歳(前回調査59・3歳)で、初めて60歳を超え、高齢化が進んでいる実態が明らかになった。

 実態調査はほぼ5年に1度実施。ホームレスが30人以上いる自治体で1435人に個別面接で聞き取り調査した。

 年代別では、65歳未満が軒並み減少傾向にある中、65~69歳が23・1%(前回比6・5ポイント増)、70歳以上が19・7%(同6・8ポイント増)で、高齢化率が上昇している。

 路上での暮らしが10年以上続いている人の割合は34・6%(同8・6ポイント増)で、長期化が進んでいる実態も明らかに。半数以上が仕事をしているが、主な業種は「廃品回収」が70・8%と最も多く、平均月額収入は約3・8万円だった。

 身体の不調を訴えている人が27・1%で、このうち治療などを受けていない人が60・9%。ホームレスになった理由を複数回答で聞いたところ、「仕事が減った」が最多の26・8%、次いで「倒産や失業」(26・1%)、「人間関係がうまくいかなくて、仕事を辞めた」(17・1%)だった。

 ホームレスの数は平成15年に2万5296人だったが、自立支援法(14年成立)の影響もあり、24年9576人、28年6235人と年々減少傾向にある。

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