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【大崎裕史 麺喰いにつき】次の進化は?超老舗「永福町大勝軒」、常連でも飽きない年5、6回の「味変え」 (2/2ページ)

 突然の雨や日照りのためにお客さん用の傘を600本も用意している。とにかく伝説的な話(でも実話)が多く、それらが半世紀の行列に繋がっている。修業したのれん分け店でもこれらのことを全部まねできている店は少ない。

 とにかくスープが熱々なので猫舌の私は別容器で出てくる生卵を購入し、そこに少しスープを注ぎ、半分くらいはつけ麺風にして食べる。麺を食べ終えてもまだスープが熱く、ちゃんと味わって飲めないほど。そこで卵の器に移したスープをゴクゴク飲んで至福の〆。

 他の店でいうところの大盛り以上(二玉)だが、そんなに苦しくなく、食べることができる。もちろん常連はぺろりと食べて帰る。今でも修業者が独立して新店を出しているのでそこを回るのも楽しみの一つである。

 ■ラーメン耳寄り情報 大勝軒(永福町駅前) 1955年3月4日オープンの老舗。半世紀以上行列を続ける伝説の人気店。煮干しをたっぷり使った熱々のスープにふた玉のたっぷり麺。年に何度も味を変える進化し続けるラーメン店。

 ■大崎裕史(おおさき・ひろし) 自称「日本一ラーメンを食べた男」。2017年3月現在で1万1950軒、2万3550杯のラーメンを食破。株式会社ラーメンデータバンク代表取締役、日本ラーメン協会理事。Webおよび携帯の「ラーメンバンク」を運営している。

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