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【中高年の婚活Q&A】残された家族を保護する遺族年金、再婚で支給が止まる?

 【今週のギモン】残された家族を保護する遺族年金は再婚で支給が止まる?

 【回答】お金の問題は専門家に相談するのが一番

 武蔵野市のKさん(56)は、5年前に性格の不一致で離婚。それを機に学生時代に打ち込んだテニスを再開するなど、独身を謳歌(おうか)していた。

 そんなKさんに転機が訪れた。テニス教室で知り合ったFさん(46)と意気投合。結婚を前提にしたお付き合いを申し込んだのだ。

 「絶対に色よい返事をもらえると思っていたので、残念でなりません」。そう肩を落とすKさん。聞けば、2人は泊まりがけの旅行にも出かける仲。結婚を渋る理由がわからなかった。それならば、別れようと切り出すと、やっとFさんは重い口を開いた。それは年金問題だった。聞けば、Fさんが死別した夫の遺族厚生年金がばかにならないのだ。

 遺族厚生年金について特定社会保険労務士の山本修士さんはこう説明する。

 「Fさんの場合、45歳で55歳のご主人を亡くしていますから、遺族厚生年金に中高齢寡婦加算が65歳まであります」

 山本さんによると、Fさんのご主人が大学卒業後、中小企業へ就職し、死亡時まで就労したとすると、平均的なケースで遺族厚生年金が年間に約75万円、中高齢寡婦加算が60万円万弱、合算して130万円前後が支給される計算になる。

 「再婚すると、遺族厚生年金と中高齢寡婦加算はストップしますから、慎重になりたいところですね」(山本さん)

 これは感情で解決できない問題とKさん、司法書士に相談することにしたと明かす。(大姶良)

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