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【松浦達也 肉道場入門!】カツは革命から生まれた? 日本在住のウィーン出身者「お好み焼きみたいなもん」 (1/2ページ)

 「カツ」の起源をたどると欧州に行き着く。現存する料理で起源に近いものとしてよく取り上げられるのが、オーストリアのウィンナー・シュニッツェルやイタリアのミラノ風カツレツだ。

 どちらも叩いて薄く伸ばした仔牛肉にパン粉をつけて少量の油で揚げ、仕上げにバターの香りを加える料理だ。

 ウィンナー・シュニッツェルの味つけは下味の塩と、皿の上で加えられるレモン。ミラノ風カツレツの調理法もほぼ同様だ。

 ちなみに、日本におけるミラノ風カツレツは衣にパルメザンチーズを入れるレシピが多いが、あれは日本風にアレンジが加えられたもの。本場ではトマトソースもかかっていない。ある時期までに日本に伝わったイタリア料理は、アレンジが加えられていることが多い。

 話を戻そう。日本における「カツ」の祖先と言われるこれらの料理についても、いくつかの説がある。

 例えば、ウィンナー・シュニッツェルの起源でもっともよく知られているのは、19世紀に起きた1848年革命に由来するという説だ。

 当時のオーストリア帝国のラデツキー元帥が帝国領だった北イタリアの反乱軍を鎮圧し、その際にカツレツを宮廷に伝えたという話がまことしやかに伝えられている。

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