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公衆衛生の専門家が指摘する「店頭陳列」食品の注意点 (1/3ページ)

 店頭に陳列していた総菜が原因とみられる食中毒で、子供が亡くなるという痛ましい事故があった。スーパーやお弁当屋さんなど店頭陳列の食品を購入する機会は多く、他人事ではない。公衆衛生の専門家に店頭陳列の食品における注意点などを聞いてみた。

 ■ 食中毒防止の3原則とは

 北里大学医療衛生学部公衆衛生学研究室の伊与亨先生は、まず「食中毒防止の基本原則は、付けない、増やさない、殺す、の3つです」と話す。

 食材をラップして密封するのは「付けない」、冷蔵庫に入れて温度を下げるのは「増やさない」、包丁やまな板を熱湯や漂白・除菌剤などで消毒するのは「殺す」に当てはまるそうだ。

 一連の食中毒では、取り分け用のトングの使い回しが問題視されているが、他にどういった危険性が考えられるのか。店頭に陳列した食品を購入する際の注意点を伺おう。

 「まず陳列棚の高さに注意する必要があります」と伊与先生。「あまり低いと、従業員や客が歩いて立てた埃や汚れが舞います」と理由を説明し、「少なくとも60cmは必要です」。2Lサイズのペットボトルの高さが概ね30cmなので、その2倍を目安に確認してみよう。

 ■ バックヤードの保管状況も大事

 次に「上面が開放となっている保冷庫の温度管理がしっかりとしているでしょうか。上面にある食品はしっかりと冷気にさらされているでしょうか」と注意を促す。定期的に温度チェックをしているか、食材を詰め込み過ぎていない(詰め込みすぎると室温の空気に触れて温度が上がる)かが重要なポイントという。店員の動きを見ていれば分かるだろう。

 またバックヤードでの保管状況も、その店の衛生管理体制を推し量る大事な情報源になる。

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