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【司法書士 阿部亮のつぶやき世界一周】北朝鮮のEMP攻撃とは ガンマ線が希薄な大気分子に衝突すると… (1/2ページ)

 北朝鮮は先日の水爆実験とともに、突然「EMP攻撃で敵を石器時代に戻してヤル!」と言い出して、日本中が大騒ぎになった。「EMP(Electro Magnetic Pulse)」については、以前、テロや核戦争ものの映画で何度も見た記憶があるが、よく分からないので調べてみた。

 地表から約10キロまでの対流圏には、濃密な大気と水蒸気が存在しており、そこでの核爆発は(1)ウランなどの原子核の崩壊に伴う放射線が、秒速2万キロ前後の超高速で打ち出され、衝撃波が発生。

 (2)放射線が周辺の大気分子に影響を与え、超高温・高圧の火球を造り、それが急膨張する過程で爆風と熱放射を発生させ、次の衝撃波となって地表を破壊。

 (3)さらに爆風で大気が押しやられて、気圧が下がった所に大気が殺到するため、爆発と逆向きの暴風が発生。

 (4)最後に大規模な熱対流が起こり、地上30キロほどの巨大なキノコ雲を発生させ、それが雨を降らせて、大気中に漂っていた死の灰を広範囲に降らせる。

 以上が通常の高度での核爆発の被害となる。

 それが、高度100キロ以上の宇宙空間では、ほぼ真空状態のため、そこでの核爆発は、前記(2)~(4)のような大気に関連した被害は発生しない。

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