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管理職になることのメリット・デメリット (1/3ページ)

 厚生労働省のデータによれば、日本の民間大企業の管理職比率は1割程度。管理職に昇進したいと思っても、10人に1人しかなれないということだ。しかし最近は、管理職になることに対してネガティブなイメージをもつ人も多いという。そこで今回、組織開発と人材開発のコンサルティング事業などを展開している、株式会社ビジネスコンサルタントの伊藤清隆さん、廣瀬沙織さんの二人に、管理職になることのメリット、デメリットについてお話を伺った。

 ■管理職になることのメリット

 まず、管理職になることのメリットについて伊藤さんに聞いた。

 「やはり権限が大きくなり、自由裁量の余地が増えるという点をメリットに挙げる人が多いです。また、部下が育ったり、成長してくれたりすることにモチベーションを感じている人も多いです。金銭的な理由が挙がることもありますが、それほど多くはありません」(伊藤さん)

 やりがいに強くメリットを感じる人が多いようだ。

 「仕事に対する目線が高くなる点もメリットです。これまでは見えなかった会社の全容が見えてくるので、仕事の捉え方も変わりますし、仕事自体にさらに意味を見いだせるようになります」(廣瀬さん)

 なりたくないと思っていた人も、実際に管理職になると、仕事に対してポジティブになるケースも多いという。

 ■管理職になることのデメリット

 では、デメリットはどうだろう。

 「報酬が見合わないという意見は必ず出ます。たとえば、管理職手前の係長クラスの人が、月30時間程度残業すると、賃金的に管理職と同等になることも多いのが実状です。残業時間がさらに増えれば、それを上回ってしまうこともあります」(伊藤さん)

 管理職には残業代がつかないのが一般的であるため、これは多くの企業にとって根深い問題といえるかもしれない。

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