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【江口まゆみ 酔っぱライターのお酒見聞録】世界見据え「地酒」にこだわり 海外も注目、世界的シェフと共同開発も (2/2ページ)

 こうした取り組みは海外からも注目され、世界的シェフ、アラン・デュカス氏と共同で、「日榮アラン・デュカス・セレクション」という酒も開発した。

 開発にあたりデュカス氏から、「もっと米の味が前面に出る酒がほしい」とリクエストされ、神子原米を70%だけ磨いた酒をつくった。飲んでみると、コクがありつつ、きれいな酸が爽やかにキレて旨い。デュカス氏の、素材を生かした軽やかなフレンチにピッタリだ。

 「日本酒ほど、原価が高いのに安価な商品はない。良い酒をつくり、そこに付加価値をつけることで、価格競争ではなく品質競争をする」と中村社長。世界を視野に、「地」へのこだわりを貫く。

 ■江口まゆみ 酔っぱライター。世界中の知られざる地酒を飲み歩き、日本でも日本酒、焼酎、ビール、ワイン、ウイスキーのつくり手を訪ねる旅を続ける。近著は『ビジネスパーソンのための一目おかれる酒選び』(平凡社刊)。

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