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下痢止め薬は飲まない方がいい?食事は? 気になるギモンを専門医が解説 (1/3ページ)

 どんなに健康な人でも一度は苦しんだことがあるであろう下痢。治るまでは美味しいものも食べられないし、出かけるのも億劫になってしまう。早く楽になりたいという思いで下痢止め薬に手を伸ばす人もいるだろうが、実はこの行為、体の回復を遅らせているのだそうだ。食事制限など、下痢のときの正しい対処法について医師に聞いてみた。

 ■下痢ってどんな状態?

 青山内科クリニック院長で消化器内科医の青山伸郎先生によると、普通便では、含まれる水分の割合が75%ほどで、下痢便はより多い割合で水分が含まれる状態を指す。

 「下痢は、(1)炎症=腸がただれて、水分を分泌したり、水分を吸収する力が低下した場合と、(2)機能異常=腸のぜん動が進み、便の通過が早くなって水分を吸収する時間が十分とれない場合に大別され、下痢状態では多くは排便回数が増えます」(青山先生)

 下痢は急に発症し、長くても1~2週間で改善する「急性下痢」が最も多くみられるという。

 「食事など経口摂取による腸炎(刺激物、飲酒、過剰な水分)、感染性腸炎(細菌、ウイルス:感冒など)、薬剤性腸炎(抗生剤、消炎鎮痛剤など)といった、体の外から入ってくるものが原因です」(青山先生)

 では、どのように対処したらよいのだろうか?

 ■下痢止め薬は飲んだ方がいい?それとも排出し切った方がいい?

 「急性下痢の場合、体にとって好ましくない物が侵入した結果ですので、早く対外に排出させてしまうことが重要です。すなわち、下痢は、侵入物を除外するために体が反応している=『治療』なのです。したがって下痢止めは使用しない、または日常生活で支障がある際に最小限使用するようにとどめるべきです」(青山先生)

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