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【ゆる登山はじめました】秋の山歩き、荷物にお湯と「あと1枚」を 意識したい身体の中と外の体温調節 (1/2ページ)

 10年以上前、秋分の日の連休を使って、燕(つばくろ)岳から槍ケ岳へ縦走をしたときのことです。早朝から歩き続けてあと一息で槍ケ岳山荘……というところで、ひどくばててしまいました。

 休憩をして水を飲んだものの、冷たい水で身体の芯から冷えてしまい、疲れたから休みたいのに、休むと寒くてつらい……という状況に。通りかかった登山者が、熱い飲み物を分けてくれて、なんとか体調が回復。小屋まで歩くことができたのでした。

 標高の高い山に限らず、秋の山歩きは保温が大切です。日が差している日中はポカポカと暖かく、とくに登りでは汗をかくほどです。でも、気温はそれなりに低く立ち止まれば寒いです。しかも、霧や雨、風の強いときなどは体感温度はかなり下がります。

 暑いときに汗をかき過ぎないよう、そして寒いときに熱を逃さないよう、衣服によるこまめな体温調節を意識しましょう。山麓の登り始めは、やや薄手、休憩時や標高が上がって寒さを感じてきたら、1枚羽織る感じでよいと思います。

 ジャケット類の脱ぎ着は、立ち止まってザックを下ろして行わなくてはなりませんが、帽子や手袋、アームカバーなどの小物類なら、歩きながらでも素早く着脱ができます。暑いときは帽子や手袋を脱ぐことで、体温を効果的に下げることができるのです。

 寒いときは、身体の中から温めることも意識します。熱い飲み物は、素早く身体の中を温めてくれます。行動食をしっかり食べることでも体温を上げることができます。

 冒頭の槍ケ岳事件以来、私は真夏の低山以外、必ず魔法瓶にお湯を持っていくようにしています。「暑くて飲まなかった…」ということも多々ありますが、とくに疲れているときは温かい飲み物が心強いです。

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