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【zak女の雄叫び】《zak女の雄叫び お題は「迷」》迷ったり、困ったり…旅の“無駄”こそ大切 便利ツール、時々封印してみては (1/2ページ)

 毎日深夜まで働きづめ。人や時間に追われる日々から解放され、夏休みに英国を旅した。

 「サッカーを見て、アフタヌーンティーを楽しんで、友だちに会いたい」

 旅の目的をシンプルにしていざ出発! サッカーの観戦チケットは、英国在住の友が現地で入手してくれた。14年ぶりの再会を果たすため、ロンドンに着いた翌日、電車で1時間の距離にあるケンブリッジへ出かけた。

 さて、スマートフォンでインターネットにつなぎ、グーグルマップを駆使し…。あれ、留学していた2003年、こんな便利なものはなかったな。じゃあ、使わないで向かってみよう。

 電車の時刻表がパタパタと替わるのをじっと見つめること約20分。ホームで待つこと10分。一緒に並んでいたビジネスマンらしき人に「この電車、ケンブリッジで合っていますか?」と確認。品の良い笑顔で対応してくれた。

 1時間後、駅に着くと地元民らしき女性に「町の中央に行くのはどのバスですか?」と尋ねた。無表情にぶっきらぼうな態度で教えてくれたが、早口の英語をうまく聞き取ることができなかった。不安な気持ちで待っていると、1台のバスが来た。すると、さっきのクールな女性がたばこを吸いながら、私の腕を軽くこづいて「このバスよ」と教えてくれた。

 無事、町のメーンストリートに着いた。待ち合わせに指定された大学はどこだろうか。アジア系の男子学生に尋ねると、にこにこしながら丁寧に説明してくれた。「もし途中で迷っても、その場で他の誰かに聞いてごらん。有名な大学だから、絶対にたどり着けるよ。グッドラック」と手を振ってくれた。その笑顔を見ていたら、ありがたくて泣きそうになった。

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