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【親を寝たきりにしない9つの処方箋】入院というストレスで寝たきりになる危険性 「フレイル予防」が重要 (1/2ページ)

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 多くの高齢者は、健康な状態からいきなり寝たきり(要介護状態)になるわけではなく、「フレイル」という段階を経ると考えられている。

 フレイルとは「虚弱」を意味する英語が由来。加齢によって、体の環境を快適な一定の状態に保つ働き(恒常性維持機構)が低下したため、ストレス(外的刺激)への抵抗力が下がり、寝たきりなどになりやすい状態のことを言う。

 連載ではフレイルやフレイル予備軍の状態にあった人が、入院というストレスをきっかけに寝たきりになる危険性を指摘してきた。とくに75歳以上の後期高齢者にとっては、手術だけでなく肺炎や骨折なども大きなストレスとなり、寝たきりへのきっかけとなる。

 フレイルの兆候を早く発見し対策をとれば、寝たきりを防ぐことは可能だ。そこでまずは、フレイルの状態かどうかを見極めたい。方法はいくつかあるが、ここでは「簡単フレイルチェック(Yamada M & Arai H. JAMDA 2015)」の5項目を紹介しよう。

 「はい」を1点、「いいえ」を0点とし、3点以上でフレイル、1~2点でフレイル予備軍となる。親の様子を思い浮かべながらチェックしてほしい。
 (1)6カ月間で2~3キロ体重が減った
 (2)以前に比べて歩く速度が遅くなってきたと思う
 (3)ウオーキングなどの運動を週に1回以上している
 (4)5分前のことが思い出せない
 (5)(ここ2週間)わけもなく疲れたような感じがする

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