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【親を寝たきりにしない9つの処方箋】「ロコモ肥満」と「やせロコモ」対策 どちらも必要な筋肉つけるための運動と栄養を (2/2ページ)

 対策は、運動器の疾患があればそれを治療しつつ、運動と栄養で筋肉をつけることが大切だ。ロコモ肥満の人に多い変形性膝関節症が重症であれば、人工関節置換術で9割の人の膝の痛みがとれて元気に歩けるようになる。やせロコモに多い骨粗しょう症は薬物治療で治療するのが基本だ。どちらにも多い腰部脊柱管狭窄症は、内視鏡手術など患者の負担が少ない治療法があるし、手術以外の方法もある。入院中も体を動かし、早めの退院を目指すといいだろう。

 そしてどちらにも必要なのが、筋肉をつけるための運動と栄養だ。ロコモのタイプによっておすすめの運動は違い、ロコモ肥満なら筋トレと全身運動や有酸素運動が、やせロコモは筋トレのみ行うのがいいそうだ。もちろん、運動したら、しっかり食べることを心がけたい。

 「とくにやせロコモの人は、筋トレ、運動をしたら必ずしっかりと食べてください。そうしないとどんどんやせてしまい、ロコモが悪化、サルコペニア(筋減弱症)が進行してしまいます」

 親に運動を促す場合は「目標5000歩」などと言うよりも、現在の運動量プラス500歩、あと5分、10分など、現在より少しだけ足した量を提案するのがコツだ。

 次回は、「サルコペニアと低栄養」について。(石井悦子)

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