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【ベストセラー健康法】医者の9割はうつを治せない 鬱病への勘違いを吹っ飛ばせ (1/3ページ)

 日本人の大半は、どういうわけか「病気は医者にかかれば治るもの」と思い込んでいる。その強い思いは、「医者の言うことは絶対に守らねば」と自分を縛り上げ、そのストレスで身動きが取れなくなることさえある。

 中でも鬱病に代表されるメンタルの病気の患者は、「付き合い方を間違えて自殺でもされたら大変だ」とばかりに、腫れ物に触るような扱いをされることが多い。事実、昨年施行されたストレスチェック制度などは、「早期発見」と「たっぷり休養」を義務付けており、企業でその窓口となる労務管理担当者が、社員のストレスチェック対策に追われて鬱病になる-という本末転倒な状況さえ招きかねない。

 そんな折も折、「医者の9割はうつを治せない」(祥伝社刊)という、衝撃的なタイトルの本が出版された。

 著者の千村晃氏は、投薬を治療の中心に置かない鬱治療で2000人の鬱患者を快方に導いた実績を持つ精神科医。

 「鬱は薬を飲んだだけでは治らないし、薬をやめても治らない。本当の原因を探り、その根っこを取り除かなければ根治しない」

 そう訴える著者は、世間にはびこる「誤解に基づく治療現場」と「患者の置かれた環境」に警鐘を鳴らす目的で、本書を著した。

 内容は、鬱症状に悩む患者と千村氏が対話する形式で進んでいく。患者の発する何気ない疑問に対する回答は、一般的にわれわれが耳にする医師の意見とは異なるものばかり。

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