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【ベストセラー健康法】医者の9割はうつを治せない 鬱病への勘違いを吹っ飛ばせ (2/3ページ)

 「休職中は無理をせず、早寝早起きで睡眠をよく取り、毎朝お日さまに当たり、薬を飲み、適度な運動をして、規則正しい生活を心掛けてください」

 まさにメンタルの医師の常套(じょうとう)句だが、千村氏はこれを一刀両断する。

 身体の病気はそれでもいいが、心の病気に絶対安静や規則正しい生活はむしろよくない-と説く。鬱になる人はそもそもきまじめな性格であって、そんな人をさらに息苦しくさせてどうなるんだ。寝たいなら寝たいだけ寝ればいい。それで自堕落になるわけでもないし、そもそも自堕落な人は鬱になりにくい-と。

 鬱病の人に「頑張れ」という励ましは厳禁、という話もよく耳にするが、これも「よく考えるべき」と注意する。

 励ましてはいけないのは、症状が緩和していない状況の人に対してのことであって、復職が近い、あるいは復職した人には周囲から前向きな励ましが必要だという。「もっと利益を上げろ」とか「人と同じようにやれ」とプレッシャーをかけるのは危険だが、常識的な励ましや期待を込めた声かけはあっていいし、そうすべきだというのが氏の考え。確かにそのほうが職場の雰囲気もよくなるし、復職した本人も居心地はいいだろう。

 「初めて著者の講演を聞いた時は衝撃を受けました。何とかこの話を世の中の方々に知っていただきたいと…。患者さんだけでなく、その親御さんや会社の総務担当の方にも読んでほしい」と語るのは、編集を担当した祥伝社書籍編集部の堀裕城氏。

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