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スピード離婚……そのとき気になるお金の話 (2/3ページ)

 神尾さんが具体例を用いて、説明してくれた。

 「離婚時の持ち家の価格が1000万円、離婚時の残ローンが400万円、結婚期間が4年で、持ち家の購入時期が結婚6年前に購入し離婚時点で10年目というケースで説明します。離婚時の持ち家は、1000万円-400万円=600万円の価値があることになります。ローンを払い続けてきた10年のうち、結婚期間は4割に当たる4年間となりますので、600万円×(4÷10)=240万円が分与対象になる価値となります」(神尾さん)

 結婚していた間の財産までを折半とは、結婚が運命共同体と呼ばれるのも納得である。

 ■ローン対象が増えても考え方は同じ

 では、夫に持ち家のローン以外に、車や投資用マンションのローンなどがあるケースはどうだろう。

 「この場合も考え方は同じで、結婚前の分を差し引いて計算します。妻の貯金についても、やはり『名義』でどのように分与するかが決まります。また、結婚以前に組んでいたかどうかに関係なく、ローンなど負の財産が分与対象になることは通常ありません。仮にオーバーローンだったとしても、『価値のない財産』ということで0円として考えることが多いです。離婚に備え、ローンにしておいた方が得だと考える方もいるかもしれませんが、結局のところ財産として分与対象になるわけですから、計算上目に見えて得になるというわけではありません」(神尾さん)

 どうやら、都合のよい抜け道はなさそうだ。

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