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【人とペットの赤い糸】犬との散歩で健康寿命延伸 「なし」に比べ男性は0・44歳、女性は2・79歳の差 (1/2ページ)

 日本では、2016年度の人間の医療費が14年ぶりに減少に転じたようだが、現在41兆円もの額に上っている。医療費の約6割が65歳以上の高齢者によって使われている。高額な医療費支出の一つの原因に平均寿命と健康寿命の差がある。

 厚生労働省の7月の発表によると、16年日本人の平均寿命は、女性が87・14歳、男性が80・98歳と過去最高を更新した。しかしながら、健康寿命は、女性がマイナス約12歳、男性がマイナス約9歳だ。この平均寿命と健康寿命の差をいかに短くするかが政府にとって大きな命題だ。

 ペットフード協会会長時代に、「笑顔あふれるペットとの幸せな暮らし」の小冊子を発行し、国内外の研究者のデータを紹介した。その内容の一部として、医療費の削減とペット飼育には相関関係があることが海外の調査研究から明らかになっている。

 日頃「ストレスを感じている人」の通院回数が、犬と暮らしていない人では年10・37回であるのに対し、一緒に暮らしている人は8・62回にとどまっている。

 また、少し古いデータにはなるが、ペット飼育により、ドイツでは年間7547億円、オーストラリアでは、年間3088億円の節約効果が報告されている。これらの金額は各国の医療費全体の8-10%に当たる。日本でもこの種の研究が行われつつあるが、同じような結果がでるとすれば、約4兆円の削減効果が期待できることになる。

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