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【親を寝たきりにしない9つの処方箋】まずは飲んでいる薬を知る! 副作用低い薬が望ましいが…薬局・薬剤師に相談するのも手 (1/2ページ)

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 「薬には必ず効果と副作用があり、効果の高低、副作用の多寡など、それぞれ違う。効果が高くて副作用が低い薬が最も望ましいが、なかなかそういう薬ばかりではないので、メリット、デメリットを比較して、そのバランスをとるということになります」

 医師が薬を選択する際の基本的な考え方を、栃木医療センター(宇都宮市)の内科医長、矢吹拓医師はこう説明する。

 患者側も考え方や好みを伝えて、ともに投薬を考えるのが理想だ。

 たとえば心筋梗塞や脳梗塞などに処方される抗血栓薬は、効果も副作用(出血など)も高いので、患者の状況を考慮して処方が決定される。そのため、患者側の希望で、本当は飲んだほうがいいが消化管出血を起こしてしまった場合には服用をやめる、という選択肢があってもいい。副作用は心配だが心筋梗塞や脳梗塞にの予防も同様に重要、という場合は、副作用に注意しつつ飲みましょう、となる。

 医療の効果は、統計をもとにした確率で考えられる。医師はより確率が高い治療法や薬をすすめるが、それでも100%安全ということはない。「この薬の副作用は5%」という場合、実際に副作用が出てしまった人にとっては5%ではなく100%なのである。

 リスクを完全にゼロにすることはできない。だから患者や家族が、薬を処方されるときに納得いくまで十分に話し合うことが望ましい。副作用が出てしまったとしても、お互いに十分話し合って納得のいく治療方針を決めることができていれば、その時にまた話し合い、協力体制を作って対処することができる。

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