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【安達純子 血圧を下げる新常識】速歩でメタボ撃退! BMIが基準値内でも…ウエスト・ヒップ比が高いと心血管死リスク (1/2ページ)

 高血圧、脂質異常症、糖尿病などの生活習慣病は、内臓脂肪型肥満と合わさると「メタボリックシンドローム」になり、動脈硬化が促進されるなどして心臓病や脳卒中のリスクが高まるといわれる。男性は腹囲85センチ以上、女性は90センチ以上、これに生活習慣病が2つ以上合わさると「メタボ」とされる。

 肥満とされるのはBMI(体重kg÷身長m2乗)の値が「25」以上。診察時の血圧が140/90以上(単位・mmHg)の高血圧でも、脂質異常症、糖尿病がなく、BMIが「25」未満で腹囲も84センチの男性の場合、「血圧だけ高いけれどもメタボではない」と考えられるだろう。ところが、そんな“基準値内”の人も心筋梗塞といった心血管病のリスクを伴うことがある。

 「ヨーロッパのウエスト・ヒップ比(別項参照)に注目した研究では、BMIが正常範囲内でも、ヒップよりウエストが、男性で0・9以上、女性で0・85以上の人たちは、BMIが高値な人(肥満)よりも心血管死亡のリスクが高かったと報告されています」

 こう話す千葉大学医学部附属病院の循環器内科科長の小林欣夫(よしお)副病院長は、心臓の血管内治療(カテーテルインターベーション)の世界的な権威である。

 「ウエストとヒップの比率が高いことは、おなかに脂肪がたまった内臓脂肪型肥満の目安になるのです。BMIや腹囲が基準値以内であっても安心とはいえません」

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