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【安達純子 今すぐ始めるインフル・風邪撃退術】重症化しやすい高齢者の発症 年を重ねると感染防御力は高まるが過信は禁物 (1/2ページ)

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 毎年、少しずつ型を変えて流行するインフルエンザ。年を重ね、体内の抗体の種類が増えていれば、感染防御力は高まるのだろうか。

 短期間で数百万人から千数百万人規模まで国内感染が拡大するインフルエンザウイルス。その型種類は、A型のH3N2(A香港型)、H1N1(パンデミック2009型)、B型の山形系統とヴィクトリア系統など毎年同じ名称のウイルスが並ぶ。これらは微妙に変異するため、体内に持つ免疫(抗体)が対応できないことが多く、感染の拡大につながるのだ。

 だから、「去年もA香港型になって、今年もA香港型に感染した」ということも起こり得る。とはいえ、人生を長らく過ごしていれば、さまざまなインフルエンザウイルスに出合っている可能性は高く、感染防御力は高まるのではないのか。

 「確かに高齢者はインフルエンザにかかりにくい。インフルエンザの患者数で圧倒的に多いのは子供です。ただし、高齢者はインフルエンザになりにくいけれども、発症すると肺炎、脱水による全身状態の悪化など、重症化しやすいのです」と、長年、感染症対策に尽力する川崎市健康安全研究所所長の岡部信彦医師は説明する。

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