記事詳細

【長田昭二 ブラックジャックを探せ】「地域医療の底上げ」目指し“安心感の醸成”に力 小山記念病院外科副部長・橋本真治さん (1/2ページ)

★小山記念病院外科副部長・橋本真治さん(44)

 住み慣れた町で最高の医療を-。それは国民の願いであり、適正な医療提供体制の構築をめざす国の悲願でもある。

 茨城県鹿嶋市にある小山記念病院外科副部長の橋本真治医師は、そんな「地域医療の底上げ」を目指し、情熱を注ぐ消化器外科医。

 専門は肝胆膵外科だが、大学の関連病院やがん専門病院で、食道を除く消化器全般の外科治療で実績を重ねてきた。胃や大腸の手術では腹腔鏡手術にも対応するが、常に安全性を最優先する診療姿勢を堅持する。

 そんな橋本医師がいま、力を入れているのが、冒頭で触れた「地域完結型医療」の実践だ。

 「このエリア(茨城県鹿行〈ろっこう〉地域)は基幹産業に関わる人が多い上、高速バスが頻繁に走っていることもあり、目が東京に向きがち。がんのような病気になると、東京の病院に行こうと考える傾向が強い。わざわざ東京に行かなくても、地元で高水準の医療が受けられることを知ってもらう必要性を強く感じています」

 こう語る橋本医師は、外来では丁寧に患者の話に耳を傾け、病気の背景を探る。その上で内科や関連部署との連携を密にすることで、患者に「この病院に任せたい」と思ってもらう“安心感の醸成”に力を入れる。

 高校時代は本気で甲子園を目指す球児だったスポーツマン。その経験は今、役立っているという。

zakzakの最新情報をSNSで受け取ろう