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【大崎裕史 麺喰いにつき】銀座を席巻する“中華系” ニッチなニーズ集約して誕生した新業態「蝋燭屋」 (1/2ページ)

 最近、銀座がまたラーメン激戦区になっている。80年代から90年代に激戦区だったことがあったが家賃の高騰や後継者問題で次々と閉店していった。しかしここ数年、続々と話題の新店が誕生し、以前とはまったく顔ぶれの違う新ラーメン激戦区として注目されている。

 そしてまた10月11日に新業態のラーメン店がオープン。店名は「蝋燭屋(ろうそくや)」。メニューのトップは「麻婆麺」。他に「酸辣湯麺」「担々麺」「汁なし担々麺」と4種類あり、醤油や味噌といった通常の味のラーメンメニューはない。「汁なし担々麺」が980円でそれ以外はいずれも1000円。

 ラーメンだと高いと思えるだろうが高級中華料理ならむしろ安いと思えるから不思議。ラーメン専門店なのにあえて高級感を出すことで銀座ならギリギリ行けるかな?という値段設定。ランチタイムはライスサービス。

 このメニューのラインアップは、実に素晴らしい。私の脳内を検索されたのではないか、と思ったほど。「担々麺&汁なし担々麺」はここ最近、何度目かの担々麺ブームで見事なタイミング。そして「麻婆麺」は2年前にオープンした「やまぐち辣式」(東陽町)が麻婆まぜそばを出したときに「これはイケル」と思ったメニュー。

 そしてそして「酸辣湯麺」だが、チェーン店の「揚州商人」では「スーラータンメン」という名前ですでに人気メニューになっており、本店が目黒にある関係で私もよく食べている。その時に「酸辣湯麺専門店ができてもおかしくない」と思っていたのである。元祖は赤坂の「榮林」で50年近くの歴史がある。

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