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【zak女の雄叫び】《zak女の雄叫び お題は「味」》フランスの食習慣「アペリティフ」は日本に根付くか (1/2ページ)

 フランス人がこよなく愛する食習慣「アペリティフ」をご存じだろうか。私はよく知らなかったのだが、取材を通して知り、ぜひ実践したいと思うようになった。直訳すると「食前酒」だが、食事が出てくる前にまず一杯アルコールを飲む、というだけの単純なものではないのだ。

 アペリティフは、「食欲を刺激する」という意味のラテン語が語源。夕食を始める前に、食前酒やアミューズ(おつまみ)を手にテラスなどでおしゃべりし、食欲を高めるフランスの習慣だ。食事を愛し、友との語らいを大切に、ゆったりと生きる…そんなフランスのライフスタイルの象徴でもあるという。

 担当している夕刊コラム「世界で働く女性たち」で、フランスに住む女性が今年6月、このように書いていた。

 《場所は、なにもカフェやレストランのテラスに限りません。自宅の庭やバルコニー、セーヌ川岸や公園などと、椅子や座る場所さえあれば、グラスを片手に楽しいアペリティフの時間が始まるのです》

 これなら私にもできるのではないか! とこれを読んで思った。自宅に庭はないが、川岸や公園は家の近くにある。平日はそんな時間はないが、休日ならできそうな気がした。

 まずはアペリティフについて詳しく知ろうと、フランス農業・農産加工業・林業省(MAAF)などが主催するイベント「アペリティフ365」の取材へ。9月末に京都で開かれたこのイベント、フランス料理店やホテルなど4店が一口サイズのアミューズを、フランス菓子専門店8店がデザートを提供し、フランス産ワインやカクテルが飲み放題(参加費は4200円)というものだ。

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