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【ベストセラー健康法】歯はみがいてはいけない? 概念変えるデンタルフロスを主とした口腔ケア (1/2ページ)

 「歯のケア」と聞いて多くの人が思い浮かべるのが、「食後の歯みがき」だろう。虫歯予防のため、口をスッキリさせるために歯みがき粉をたっぷりつけてゴシゴシ。しかし、この習慣が口内環境を悪化させる原因になっているとしたら…。今回紹介するのは、『やっぱり、歯はみがいてはいけない 実践編』(講談社)という衝撃的なタイトルの1冊。著者で歯科医師の森昭氏が、前著『歯はみがいてはいけない』の反響を受け、妻で歯科衛生士の森光恵氏とともに具体的な口腔(こうくう)ケア方法について解説した第2弾だ。

 「歯をみがいてはいけない」といっても、「歯のケアを一切するな」という意味ではない。「歯みがき=白いエナメル質の部分をゴシゴシみがく」という考え方が間違っていると指摘する。

 では、正しいケアとはどのようなものか。それは、デンタルフロスを「主」としたプラークコントロール(歯垢を取り除く口腔ケア)という。

 本書によれば、ブラッシングの歯垢除去率は全体のわずか30%程度。歯垢が多く付着するのは歯間で、歯ブラシでは歯垢が除去できないからだ。その点、デンタルフロスなら歯間の歯垢を直接除去できる。

 歯ブラシは、歯と歯茎の境目、くぼみ、歯間などの歯垢をかき出すのに用いるが、あくまで「主」はフロスで、歯ブラシは「従」にすぎない。その際、虫歯や歯周病などのトラブルがなければ歯磨剤(はみがき粉)は不要だという。

 さらに、「歯みがきは食後すぐに」も、間違った思い込みだそうだ。というのも、唾液には強力な殺菌作用などがあり、歯垢の除去に役立つ。つまり、唾液の効果がもっとも発揮される食後に歯磨きをして口外に唾液を吐き出すのはもったいないというわけだ。

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