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【必読!老眼との上手な付き合い方】「遠くを見る」ことはいいことなのか 正しい老眼対策の根本は「根拠のない憧れ」を打破すること (1/2ページ)

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 老眼対策として「遠近両用メガネ」を使う人は多いが、それでも目に疲労感を覚える人は少なくない。そんな人に勧めたいのが、「中近両用」や「近近両用」のレンズだ。

 「中近」は1~3メートル先と手元、「近近」は50センチ先と30センチ先-の範囲をそれぞれクリアに見るよう設計された両用レンズ。

 こうしたレンズを勧められた老眼の症状を持つ人の多くは、「それでは遠くが見られないのでは」と不安を持つ。確かにこれらのレンズで車の運転はできないし、レジャーやスポーツにも適してはいない。でも、ちょっと考えていただきたい。

 今この「夕刊フジ」を読んでいるみなさんが、日常生活で「遠く」を見る機会がどれだけあるだろう。狩猟民族ならいざ知らず、現代の日本で暮らしていて、遠くを見なければならない機会は、思いのほか少ないものだ。ビジネスマンならパソコンとスマートフォン、書類などを見る機会が圧倒的に多く、人と会話をする時や電車やバスで移動するにも「遠く」を見なければならないことはほとんどない。

 もちろん、タクシーやトラックのドライバーなど日常的に運転する人には遠くを見るメガネは必須だが、その場合は逆に「両用」にする必要性があまりない。遠くだけを見られるメガネのほうが、視界も広く取れるので安全だし、目にもラクだ。

 日本人は「遠くを見る」ことを「いいこと」と考える傾向にある。子供の頃から視力検査のたびに、遠くが見えないと「目が悪い」と言われる社会で育ったことも影響しているのだろう。

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