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【長田昭二 ブラックジャックを探せ】「生活習慣病」と「予防医療」特化の専門外来、研究への好奇心は衰え知らず 水野介護老人保健施設施設長・岡田正彦さん (1/2ページ)

★水野介護老人保健施設施設長・岡田正彦さん(71) 

 「検診で寿命は延びない」(PHP新書)などの著書で知られる新潟大学名誉教授の岡田正彦医師。現在は東京都足立区にある水野介護老人保健施設の施設長を務めながら、同じ法人が運営する水野クリニックで「生活習慣病」と「予防医療」に特化した専門外来を担当している。

 医学部に進んだ理由は「数学が得意だったから(笑)」。根っからの研究者志向で、医学部を卒業後は内科の医局に入るものの、気持ちは研究に向いていた。

 「当時の医療は、今以上に医師の“経験と勘”に頼るところが大きく、そこに強い違和感を覚えていたんです。人の命を預かる以上は、客観的データに基づいて動くべきだと考えて…」と、研究者としての道を歩くことになる。

 多くの業績を残す一方、著書やメディアでのコメンテーターとして、一般に向けた正しい医療情報の発信にも力を入れる。

 冒頭に挙げた以外にも、数多くの著書を世に送り出し、特に医療消費者が勘違いしやすい事案や、医療界や一部の企業のバイアスがかかった情報を、科学的根拠を持ったコメントで一刀両断する姿勢が、多くの読者から支持されるようになる。

 がん検診不要論や過剰診療の危険性をセンセーショナルに唱えるだけでなく、生活習慣の正しい是正法や、健康長寿を支える食事と運動療法など、内外の論文を徹底的に精査した上でのアドバイスを忘れない。

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