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【安達純子 血圧を下げる新常識】糖尿病、肥満の人は減量が先決 医師「薬の量を減らせたり、不必要になることも」 (1/2ページ)

 肥満になると、高血圧と2型糖尿病が併発するのは珍しくない。肥満細胞から血圧を上げやすい生理活性物質が増えるとともに、血糖コントロールに重要なインスリン過剰により、逆に腎臓からのナトリウム再吸収が進むからだ。

 2型糖尿病の人が診察室での血圧が140/90mmHg以上の場合、1~2カ月程度の生活習慣の見直しでも改善しないと、高血圧治療薬の服用を医師から勧められることは少なくない。ただし、2型糖尿病の治療薬の中には、その薬で体重が減り、降圧薬を減らせるケースもあるという。

 「肥満で高血圧の人は、減量で改善することもかなりあります。2型糖尿病の薬(別項参照)には、いろいろな種類がありますが、SGLT2阻害薬は体重が減りやすく、中には、高血圧の改善が見られる人もいます」と、長年、糖尿病治療を行う東京逓信病院内科の川村光信部長は指摘する。

 2014年に発売されたSGLT2阻害薬は、腎臓での糖の再吸収を抑制し、尿糖の排出増加をきたす。ご飯などの糖質を食べても、尿糖として排出されるので、血糖値の上昇を防ぐと同時に体重が減る人がいる。結果として、高血圧も改善される傾向があるのだ。

 「SGLT2阻害薬は、腎機能が悪いと効果が減弱するので処方には注意が必要です。しかし、尿糖だけでなくナトリウムも排出されるため、高血圧も改善されやすいといえます」

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