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【ベストセラー健康法】体の不調と「食いしばり」の意外な関係 歯の接触が頭痛、耳鳴り、めまいの原因にも (1/2ページ)

 マッサージに通っても改善しない肩こりや腰痛。原因不明の頭痛や耳鳴り、めまい。現代人を悩ませる症状に、なんと「食いしばり」が関係しているという。

 歯の食いしばりが不調のもとになる-そう聞いてもピンとこない人がほとんどではないだろうか。そのメカニズムを詳しく解説するのが、『健康でいたいなら10秒間口を開けなさい』(吉野敏明著、PHP研究所)。

 歯科医師の吉野氏は、歯科治療のみならず東洋医学や整体、精神科治療などにも精通し、多数の症例を見る中で、体の不調と「食いしばり」の関係を探ってきた。

 「食いしばり」と聞くと、全身に力を入れる際などに意識的に歯を食いしばることをイメージする人が多いだろう。しかし著者は、多くの人が無意識のうちに食いしばりをしていると警告する。というのも、口を軽く閉じた状態で上下の歯が接触しているなら、それは食いしばりをしていることになるそうなのだ。

 著者が説く「正常な口」とは、上下の唇が触れたままでも上の歯と下の歯の間に2~3ミリの隙間がある状態。現代人には食いしばりが急増しており、正常な口の状態を保っている人はほとんどいないという。

 急増の原因の一つとして挙げられているのがスマホだ。歩きスマホをしている姿を思い浮かべてほしい。顔は下に向いているが、15度程度傾けただけでも首には12キロもの負担がかかるという。そこで、重い脳を支えるために歯をかみしめて力を出し、食いしばりが発生するというわけだ。