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【長田昭二 ブラックジャックを探せ】日本で初めて内視鏡脱臼手術に成功、「肩と肘」のスペシャリスト 麻生総合病院(川崎市麻生区)、スポーツ整形外科部長・鈴木一秀さん (1/2ページ)

★麻生総合病院(川崎市麻生区)スポーツ整形外科部長・鈴木一秀さん(54)

 病気やけがの本当の痛みや苦しみは、患者になってみないと分からない。五十肩(四十肩)などはその代表格だろう。周囲を見渡せば1人や2人、その痛みを経験した人は簡単に探し出せるのに、五十肩の激痛が生み出す日常生活における艱難辛苦は、なった者にしか分からない。

 川崎市麻生区の住宅地、小田急線柿生駅から徒歩10分の麻生総合病院でスポーツ整形外科部長を務める鈴木一秀医師は、そうした「肩と肘のトラブル」に専門特化した診断と治療に当たる整形外科医。

 「五十肩くらい…と甘く見ていると、じつは腱板断裂などの重症疾患だったりすることもあります。従来は“中高年の痛み”とされていた五十肩も、近年はパソコンやスマホの普及に伴い低年齢化しています。正しい知識を持つことが重要です」

 そう警鐘を鳴らす鈴木医師のもう一つの専門分野が「スポーツ整形」だ。スポーツの中でも、ラグビーやアメリカンフットボール、柔道、相撲など“コンタクト競技”に付きものの「脱臼」に対するブリストウ手術を、日本で初めて内視鏡下で成功させたのが鈴木医師なのだ。

 「ラグビー選手を例に取ると、従来の術式(バンカート法)だと、手術から競技に復帰するのに6~9カ月を要していましたが、内視鏡下ブリストウ手術なら4カ月で済む。筋肉の量の多いアスリートにとって、内視鏡手術のもたらすメリットは少なくない」

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