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【後悔しない がん治療法の選択】「絶対治る」は要注意!補完代替医療の選び方 主治医に相談、緩和ケア科を訪ねるのも手 (1/2ページ)

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 診療ガイドラインで推奨されている以外の治療法を行うきっかけは、2つある。その治療法の施術者、あるいはその施術を受けたことがある人を信じる場合と、その治療法そのものを自分で検討して決める場合だ。

 東京有明医療大学保健医療学部鍼灸学科教授の川嶋朗医師は、補完代替医療を行う医師や施術者らが次の言葉を話した場合はやめたほうがいいと話す。

 「『絶対に治る』『他の治療法では治らない』という人には注意してください」

 補完代替医療は当然、標準治療や診療ガイドラインで推奨される治療法よりはエビデンス(科学的根拠)に乏しい。それを言わずに、絶対治る、他の治療法はダメだという人間の関わる療法には近づかないのが賢明だ。

 「補完代替医療を行っている医師や施術者は、宗教者のような雰囲気、カリスマ的な魅力があることが多く、頼りたくなるのは理解できる。しかし、その治療法に十分なエビデンスがあるのなら、保険で受けられるようになっているか、保険適用が間近なはず。そうなっていない理由をたずねて、納得がいかなければやめたほうがいいでしょう」(川嶋医師)

 補完代替医療を検討する場合は、まずは主治医に尋ねてみよう。かかっている病院や近所の病院に緩和ケア科があれば、そこを訪ねるのも手だ。

 セカンドオピニオン外来で他院の専門医に聞いてみるのもいいが、補完代替医療に詳しくない場合も多い。その場合は、日本緩和ケア学会専門医や日本統合医療学会認定医など、先進医療から補完代替医療まで、がんの治療法に詳しいと思われる医療者に聞いてみる。「数は少ないが、大学や総合病院勤務の医師なら、より安全でしょう」(川嶋医師)

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