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【安達純子 健康寿命UP術】中高年からの運動で大切なこと 我流でやらない、故障したら放置しない (1/2ページ)

 骨、関節、筋肉など運動器の障害のために移動機能が低下した状態を示すロコモティブシンドローム(略称・ロコモ)症候群の人々は、国内で約4590万人と推計されている。その改善のためにスポーツを始めるのはいいのだが、膝などの関節をかえって痛めてしまうことがある。

 「運動に目覚めることは決して悪いことではありません。しかし、無理な運動を急に行って故障を抱えると、将来ロコモになる可能性を上げてしまうのです。体力に合った正しい方法で行うことが大切です」

 こう話すのは、NTT東日本関東病院院長補佐(手術部長)で、「ロコモチャレンジ!推進協議会」の大江隆史委員長。ワルツのリズムと相撲の動きで下半身を強化する著書「DVD付き1日2分で一生自分の足で歩ける!相撲トレ」(SBクリエイティブ)などで、簡単に寝たきり予防できる方法の啓蒙活動にも力を入れている。

 ロコモの先につながるのは、要支援・介護。厚労省の「平成28年国民生活基礎調査」によれば、要支援者の原因として最も多いのは、「関節疾患」だった。しかも、同調査の「性別にみた有訴者率の上位5症状」(別項参照)では、「手足の関節が痛む」が男性で5位、女性で3位になっている。

 「関節疾患の代表格ともいえる変形性膝関節症になりやすい要因として、(1)BMI(体重kg÷身長m2乗)の値が30以上(2)女性(3)若い頃のスポーツなどでのケガ-の3つが明らかになっています。これらに当てはまらなくても、中高年で始めた運動で関節を痛め、変形性膝関節症へ進んでしまう人がいるのです」

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